整体院・整骨院のホームページリニューアル|作り直す前に、引き継ぐものを決める

整体院の女性院長が、ホームページリニューアルで引き継ぐ写真や旧サイト資料を整理している様子

ホームページが古くなってくると、そろそろ作り直すべきかと考え始めます。ただ、制作会社に見積もりを頼む前に、作り直す必要があるのか、直すだけで足りるのかを切り分けておかないと、費用だけが先に膨らんでしまいます。

先に決めておきたいのは、いまのホームページで直せない問題が何かということと、作り直すときに何を引き継ぐかです。検索結果に表示されているページのURL、ドメインの契約、写真や文章の原本、Googleビジネスプロフィールからのリンク先は、作り直しの途中で失いやすいものです。

整体院・整骨院の場合は、旧ホームページの文章をそのまま新しいページに移すだけでも、広告ガイドラインとの関係が変わることがあります。

目次

整体院・整骨院のホームページリニューアルは、年数ではなく症状で判断する

何年たったかだけで、作り直しを決める必要はありません。見た目が古くても、載っている情報が正しく、スマートフォンで読めて、予約まで迷わずたどり着けるなら、部分的な修正で足ります。作り直しを考えるのは、修正では届かない問題が重なっているときです。

部分修正で足りる場合と、作り直しを考える場合

次の5つの症状ごとに、どちらにあたるかを確かめます。

症状部分修正で足りる場合作り直しを考える場合
スマートフォンでの表示文字が小さい、ボタンが押しにくいなど、設定の調整で直せる画面の幅に合わせた表示になっておらず、ページの作りから変える必要がある
載っている
情報
料金、営業時間、休診日が古いだけ院の方針や施術メニューが変わり、ページの構成が合わなくなっている
予約の入口電話番号やLINEのボタンを目立つ位置に動かせば足りる予約フォームや予約システムを入れ替えるために、ページの作りから変える必要がある
更新の手間ログイン情報が分かり、文章や写真を自分たちで差し替えられる管理画面に入れない、更新できる人がいない、制作会社でないと直せない
掲載している表現数か所の言い回しを直せば済むほぼ全ページの文章を見直す必要があり、構成ごと組み直したほうが早い

たとえば、料金表と営業時間が古いだけで、スマートフォンでも読めるホームページは、部分修正で足ります。逆に、管理画面に入れず、文章を1文字も直せないホームページは、作り直しを考える段階です。判断に迷うときは、いまのホームページで直せない問題を書き出します。直せない問題が1つか2つなら、部分修正のほうが費用も期間も小さく済みます。

整体院・整骨院のホームページで作り直しを考える5つの症状を示した図。スマートフォンでの表示、載っている情報、予約の入口、更新の手間、掲載している表現
5つの症状ごとに、部分修正で足りるか、作り直しを考えるかを確かめます

作り直すと決めたら、次に必要になるのは、何ページ作り、どの作り方を選ぶかという判断です。ページ構成と作り方3通りの選び方は、整体院・整骨院のホームページ制作|必要なページを決めてから、作り方と依頼先を選ぶで扱っています。

見た目を変えても数字が動かないときは、先に原因を確かめる

リニューアルしたのに新規患者が増えないとき、原因が見た目にないことがあります。検索で見つかっているか、料金が載っているか、予約の手段が電話だけになっていないか、といった点は、作り直す前に確かめられます。見た目を変えても数字が動かない理由は、整体院・整骨院のホームページデザイン|おしゃれな事例を真似る前に決めておくことで扱っています。

集客が伸びない原因をホームページ以外も含めて切り分けたいときは、整体院・整骨院の集客が伸びない原因とホームページの活かし方が参考になります。

ホームページリニューアルで作り直す前に、引き継ぐものを5つ書き出す

作り直しで失いやすいのは、画面の見た目よりも、画面に表れない部分です。次の5つは、制作会社に頼む前に院内で確認できます。

引き継ぐもの確認する場所確認せずに進めると
ドメインとサーバーの契約名義契約時のメール、請求書、管理画面新しいホームページに切り替えるときに、移管できるかどうかが後から分かる
検索結果に表示されているページのURLGoogle Search Consoleの検索パフォーマンス(ページ別)URLが変わると、これまで表示されていたページが検索結果に出なくなることがある
写真と文章の原本、権利制作時の納品データ、契約書原本が手元になく、撮り直しや書き直しになる
外部からのリンク先Googleビジネスプロフィールのウェブサイト欄、SNSのプロフィール、掲載中のポータルサイト旧URLを指したままになり、患者がエラーページにたどり着く
症状別ページとブログ記事公開中のページ一覧検索で見つかっていたページを、作り直しのときに消してしまう
整体院・整骨院のホームページを作り直す前に引き継ぐ5つのものを示した図。契約名義、検索で表示されているページのURL、写真と文章の原本、外部からのリンク先、症状別ページとブログ記事
画面に表れない5つは、制作会社に頼む前に院内で確かめられます

1つ目は、制作会社に依頼して作った院で特に確認します。管理者が制作会社になっていると、移管できるかどうかは契約の内容で決まります。契約前後に確認したい項目は、整体院・整骨院のホームページ制作費用はいくら?相場と回収の考え方で扱っています。

Search Consoleを入れていない院は、作り直しの前に登録しておきます。登録しておくと、公開の前後で表示がどう変わったかを比べられます。

4つ目のGoogleビジネスプロフィールは、ホームページのURLが変わった時点でリンク先も直す必要があります。両者の役割分担は、整体院・整骨院のMEO対策|Googleビジネスプロフィールとホームページの役割分担で説明しています。

5つ目は、検索で見つかっているページほど、デザインを変えてもページ自体を残します。症状別ページの作り方は、整体院・整骨院の症状別ページの作り方|腰痛・肩こりで検索に見つかるコツにまとめています。

リニューアルでURLを変えるなら、旧ページから新ページへの転送を公開前に設定する

ドメインも各ページのアドレスもそのまま作り直すのであれば、失うものは最も少なく済みます。アドレスを変えるときは、旧URLを開いた人と検索エンジンを新しいURLへ案内する「301転送」という恒久的な転送を、公開の前に設定します。

旧URLと新URLの対応表を先に作る

転送を設定するには、どの旧URLをどの新URLへ移すかを決めた対応表が必要です。次の表は書き方の例で、実在のURLではありません。

旧URL(例)新URL(例)転送先の考え方
/menu.html/menu/内容が同じページへ1対1で転送する
/staff.html/about/ページを統合した場合は、統合先の同じ内容の箇所へ転送する
/blog/2024/koshi//blog/koshi/検索で見つかっている記事ほど、そのまま移す
/campaign-old.html転送先なし内容が近いページがなければ、無理に転送しない

関係の薄いページへまとめて転送すると、案内先が分かりにくくなります。内容が近いページがない旧URLは、転送せずに終了させる判断もあります。

制作会社に依頼するときは、見積もりの段階で、旧URLの転送設定が作業に含まれているかを確かめます。転送の設定は、公開してから気づくと対応が後手に回りやすい作業です。依頼から公開までの流れと、リニューアルで加わる確認は、整体院・整骨院のホームページ作成の流れ|依頼から公開までに準備するもので紹介しています。

転送の設定は、公開後もしばらく残すよう案内されていて、Googleについては少なくとも1年が目安とされています。公開した直後は検索結果での表示が一時的に動くことがあるため、1回の確認で判断せず、数週間単位で見ていきます。

ドメインを変えるなら、旧ドメインの契約は転送が済むまで残す

ドメイン自体を変える場合は、旧ドメインの契約を更新し続ける必要があります。旧ドメインを解約すると、そこで行っていた転送も止まり、旧URLを開いた人が新しいホームページにたどり着けなくなります。院名の変更や移転のように変える理由がなければ、ドメインは継続したままリニューアルを進めます。

整体院・整骨院のホームページは、文章を移す前に広告規制を確かめる

厚生労働省のガイドラインでは、ホームページなどのウェブサイト等は、原則としてあはき師法・柔道整復師法の規制対象となる広告には該当しないとされています。ただし、バナー広告やリスティング広告などからリンクしているページは、広告と一体のものとして扱われ、規制対象になります。

リニューアルでは、この線引きが動きやすくなります。ページ構成を組み替えると、広告からリンクしているページの範囲が変わり、旧ホームページでは広告の対象外だった文章が、新しいページでは対象に入ることがあるためです。広告を出している院が、広告専用のページを新しく作る場面もこれにあたります。リスティング広告でのリンク先の扱いは、整体院・整骨院のWeb広告|リスティングでホームページも規制対象にで扱っています。

文章を移す作業の中に、次の3つの手順を入れておきます。

  1. 新しいホームページに移す文章を、ページ単位で一覧にする
  2. 広告やSNSからリンクされるページを特定する
  3. 特定したページの表現を、ガイドラインの掲載事項と照らして確かめる

3つ目の確認項目は、整体院・整骨院のホームページで確認したい7項目|広告規制と情報掲載の注意点で取り上げています。柔道整復師が施術する院と、整体を主とする院では確認するルールが異なるため、自院がどちらにあたるかも合わせて確かめます。

出典:あはき・柔整広告ガイドライン(厚生労働省・令和7年2月18日)

リニューアルの公開後は、旧URL・Search Console・予約の件数・リンク先の4つを確かめる

公開して終わりにせず、作り直す前に書き出した引き継ぎ項目が実際に引き継がれているかを確かめます。確認は次の4つです。

確認すること方法見る目的
旧URLの転送対応表の旧URLを実際に開き、新URLに移るかを見るエラーページにたどり着く患者をなくす
Search Consoleでの表示検索パフォーマンスで、リニューアル前に表示されていたページの表示回数を、公開の前後で比べる表示されなくなったページを早く見つける
電話・LINE・フォームの件数公開前の件数と、公開後の件数を並べる予約の入口が機能しているかを確かめる
Googleビジネスプロフィールのリンク先ウェブサイト欄のURLを開く旧URLのままになっていないかを確かめる
整体院・整骨院のホームページを公開した後に確かめる4つを示した図。旧URLの転送、Search Consoleでの表示、電話・LINE・フォームの件数、Googleビジネスプロフィールのリンク先
公開後は、引き継いだはずのものが実際に引き継がれているかを4つの面から確かめます

アクセス状況を計測するための設定も、作り直すと外れることがあります。新しいホームページにGoogleアナリティクスなどの計測用のコードが入っているかを、公開前に制作会社へ確認しておきます。コードが外れたままだと、公開後の数字を前の数字と比べられません。

電話やLINEの件数を比べるには、公開前から数えておく必要があります。作り直しの前に、いまの件数を控えておきます。表示や件数は日によって揺れるため、公開直後の数日で良し悪しを決めずに、数週間の動きで見ます。

Search Consoleで表示が落ちたページがあれば、転送の設定漏れか、新しいページで内容が薄くなっていないかを疑います。落ちたページは、見つかった時点で原因を調べます。

FAQ

よくある質問

整体院・整骨院のホームページリニューアルについて、よくいただく質問にお答えします。

整体院・整骨院のホームページは、何年でリニューアルすべきですか?

年数だけでは決められません。スマートフォンで読めるか、料金や営業時間が最新か、予約の入口が機能しているかを見て、直せない問題が重なっているときに作り直しを検討します。修正だけで足りることもあります。

リニューアルすると、検索順位は下がりますか?

下がると決まっているわけではありませんが、URLが変わるのに旧URLからの転送を設定しないと、従来の検索結果への表示が途切れるおそれがあります。公開直後は表示が一時的に動くこともあるため、Search Consoleで数週間単位で確かめます。順位を保証することはできません。

ドメインは変えたほうがよいですか?

院名の変更や移転といった理由がなければ、同じドメインのまま作り直します。変える場合は、旧ドメインを解約した時点で転送も止まるため、契約を残したまま進めます。

リニューアルの費用はどのくらいかかりますか?

作り直す範囲や、ページ数、予約フォームなどの機能で金額が変わるため、一律には言えません。価格帯ごとの目安と、制作費を回収する考え方は、整体院・整骨院のホームページ制作費用はいくら?相場と回収の考え方で確認できます。

旧ホームページの文章は、そのまま新しいページに使えますか?

広告やSNSからリンクするページが含まれる場合は、広告と一体のものとして規制対象になることがあります。移す前に、ページごとに表現を確かめてください。確認する項目は、整体院・整骨院のホームページで確認したい7項目で扱っています。

直すか作り直すかは、症状と引き継ぐものを書き出してから決める

リニューアルするかどうかは、年数ではなく、いまのホームページで直せない問題が何かで判断します。直せない問題が1つか2つなら、部分的な修正で足ります。

作り直すと決めたら、検索で表示されているページ、ドメインの契約、写真や文章の原本、外部からのリンク先を先に書き出します。URLを変えるときは、旧URLから新URLへの転送を公開の前に設定します。

旧ホームページの文章を新しいページに移すときは、広告やSNSからリンクされるページがないかを確かめてから進めます。公開後は、旧URL、Search Console、予約の件数を数週間単位で見ていきます。

整体院・整骨院のホームページリニューアルでお悩みなら
まずはお気軽にご相談ください

直すか作り直すかの切り分けから、引き継ぐものの確認、広告ガイドラインを踏まえた掲載内容の判断まで、中小企業診断士が貴院の状況や目標を伺い、何から手をつけるべきかをはっきりさせます。

「作り直すべきか迷っている」「いまのホームページの何を残せばよいかわからない」という段階でも大丈夫です。ご相談内容に応じて、直す範囲と進め方を分かりやすくご案内します。
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ご相談内容を確認後、担当者よりご連絡します。

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