整体院・整骨院のホームページ作成の流れ|依頼から公開までに準備するもの

整体院の女性院長とWeb担当者が、院内写真や料金表などの素材とホームページ制作工程を確認している様子

「ホームページを作りたい」と制作会社に問い合わせてから、実際に公開されるまでの間に何が起きるのかを知らないまま契約する院長がいます。見積もりが届いた段階になって、写真や原稿の準備を求められて慌てたという声もよく聞きます。

依頼から公開までの間には、相談・ヒアリング、準備物の用意、構成とデザインの確認、公開前の最終チェックといった工程があり、それぞれで院側にも作業が発生します。整体院・整骨院の場合は、施術メニューや保有資格の準備に加えて、広告ガイドラインを踏まえた表現の確認も必要になります。

全体の流れを先に押さえておくと、依頼後に戸惑う場面を減らせます。

目次

整体院・整骨院のホームページ作成の相談で聞かれること、伝えること

整体院・整骨院がホームページを公開するまでの5つの工程を示した図。相談・ヒアリング、準備物の用意、構成とデザインの確認、公開前の最終チェック、公開後の運用の順に並ぶ
準備が早いほど、後の工程がスムーズに進みます。

契約前の相談は見積もりを取るためだけの場ではなく、院の方向性を制作会社とすり合わせる機会です。ここで伝えた内容がページ構成やデザインの土台になるため、準備の質がその後の制作内容に影響します。

初回相談で確認される項目

初回の相談では、対応している症状や施術方針、来てほしい患者の年齢層や性別開業なのかリニューアルなのか希望するページ数大まかな予算感などが確認されます。これらは事前に紙一枚にまとめておくだけで、相談の時間を大きく短縮できます。

気に入っている他院のホームページがあれば、その場で見せて構いません。どの部分が気に入っているのかを一言添えると、制作会社側の解釈の幅が狭まり、後の行き違いが減ります。

見積もりから契約までに固めておくこと

見積もりは制作費だけでなく、ドメイン・サーバーの費用、公開後の保守費用まで含めて比較する必要があります。項目名が会社ごとに違うため、同じ条件に揃えて見比べないと、総額の判断を誤ります。費用の内訳や相場は整体院・整骨院のホームページ制作費用はいくら?相場と回収の考え方で取り上げています。

契約前には、修正対応の上限回数、写真・原稿・ロゴなどの成果物の著作権が誰に帰属するのか、公開後にかかる更新費用の3点を必ず確認してください。この3点を契約書に明記しないまま進むと、公開後のトラブルにつながります。依頼先の見極め方については、整体院・整骨院のホームページ相談・外注先の選び方|コンサルに頼む前に確認すべきことを参照してください。

ホームページ作成の前に準備するもの

制作会社への依頼が決まった後、実際に資料を用意するのは院側です。準備が遅れるほど、その後の作業全体が後ろ倒しになります。

整体院・整骨院ならではの準備物

一般的な業種と共通する会社概要やアクセス情報に加えて、整体院・整骨院では下記のような準備物も必要になります。写真は、制作開始後に撮影日程を組むと制作期間が延びるため、依頼前の時点である程度候補を揃えておいてください。

準備物具体的な内容
施術メニュー・料金メニュー名、価格帯、保険適用の有無
保有資格柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師など資格名と人数
写真院内外観、受付、施術スペース、スタッフ、施術風景
スタッフ紹介経歴、担当分野、患者へのひとこと
アクセス情報最寄り駅からの案内、駐車場の有無と台数

このほか、予約方法の詳細も忘れずに準備しておいてください。電話予約のみなのか、公式LINEネット予約も併用するのかによって、掲載する導線や説明文が変わります。

準備で気をつけたい表現

利用者が自ら検索して閲覧する通常のホームページは、あはき師法・柔道整復師法上の広告には原則として該当しないと整理されています。

ただし、広告に該当しない場合でも、正確な情報提供のために掲載すべき事項と掲載すべきでない事項が別に定められています。「広告ではないから何を書いても自由」と考えて写真や原稿を準備すると、後から準備し直しになります。

特に注意が必要なのは、施術前後の写真患者の声です。加工や撮影条件を変えて効果を強調した写真、都合のよい感想だけを選んで載せた体験談は、掲載すべきでない事項に当たる可能性があります。写真や原稿の候補を制作会社に渡す前に、掲載して問題がないか一度見直してください。

条項ごとの詳細な線引きは整体院・整骨院のホームページで確認したい7項目|広告規制と情報掲載の注意点にまとめています。

構成案からデザイン、公開前の確認までの流れ

ヒアリングと準備物が揃うと、制作会社は構成案を出し、そこからデザインコーディング公開前の確認へと進みます。この段階からは制作会社が主導しますが、院側の確認作業は依然として残ります。

構成案の確定

構成案には、トップページ施術メニュー料金院やスタッフの紹介アクセスFAQ予約や問い合わせのページが並びます。制作会社から出てきた案に対して、伝えたい情報が抜けていないか、逆に載せる必要のない情報が入っていないかを確認します。ここで過不足を直しておくと、デザイン段階での作り直しを避けられます。

デザインの確認

デザイン案が出てきたら、好みだけで判断せず、来てほしい患者層に伝わる見え方になっているかを基準にしてください。配色や写真の使い方、文字の大きさをどう決めるかは、整体院・整骨院のホームページデザイン|おしゃれな事例を真似る前に決めておくことで詳しく扱っています。

テスト公開での最終チェック

テスト公開の段階では、スマートフォンでの見え方、電話番号のタップで発信できるか、予約ボタンが正しいリンク先に飛ぶかを確認します。料金や住所に誤りがないかも含めて、パソコンとスマートフォンの両方でチェックしてください。問い合わせフォームの送信テストとSSL化の設定も、このタイミングで済ませておきます。ここで見落とすと、公開してから修正することになります。

制作期間の目安

制作期間は院の規模と準備の速さで大きく変わるため、一律の日数を示すことはできません。国内の制作会社が公開している情報を見比べても、ページ数の少ない構成で数週間という例から、写真撮影文章作成まで含めた作り込みで3か月以上かかるという例まで幅があります。

期間を左右する最大の要因は、院側の準備の速さです。先ほど挙げた準備物の提出が遅れると、その分だけ全体の予定が後ろに延びます。逆に、依頼前の時点で写真や資格情報がまとまっていれば、見積もり時に示されたスケジュールどおりに進めやすくなります。契約前に、自院が用意すべきものと、それをいつまでに提出すれば予定どおり進むのかを、あわせて確認しておいてください。

公開後にやるべきこと

ホームページは公開した時点から、運用が始まります。契約時に、公開後の保守更新体制を確認しておく必要があります。料金の改定やスタッフの入れ替え、休診日の変更は、営業を続けている限り必ず発生します。誰がどこまで自分たちで更新できるのか、制作会社に依頼すると追加費用がかかるのはどの範囲かは、公開前に確認してください。

公開しただけで患者が増えるわけではなく、検索で見つけてもらうための対策が続きます。どの施策から手をつけるべきかは整体院・整骨院のSEO対策|何から始めるべきかを優先順位で解説で扱っています。

あわせて、Googleビジネスプロフィールの整備やSNSでの発信も、来院につながる導線として検討することになります。地図検索からの流入とホームページの役割分担は、整体院・整骨院のMEO対策|Googleビジネスプロフィールとホームページの役割分担をご覧ください。

ホームページ公開後につながる3つの受け皿を示した図。検索対策(SEO)、地図検索(Googleビジネスプロフィール)、SNSでの発信
ホームページの公開は、集客の入口が整った段階にすぎません。

FAQ

よくある質問

整体院・整骨院のホームページ作成の流れについて、よくいただく質問にお答えします。

ホームページ制作の依頼から公開まで、最短でどのくらいですか?

院の規模や希望するページ数、写真撮影の有無によって変わるため、一律の日数はお答えできません。ページ数が少なく、写真や原稿がすでに手元にある状態であれば短期間で公開できますし、施術風景の撮影や文章の作り込みまで含めると期間は延びます。最も影響するのは院側の準備の速さで、初回相談の時点で必要な準備物と提出の目安を確認しておくと、見積もりに示された期間から大きくずれにくくなります。

写真は自分たちで用意する必要がありますか?

院内外観や施術風景、スタッフの写真は自院で用意するのが基本で、フリー素材の写真だけで済ませると実在感が薄れます。撮影を制作会社やカメラマンに依頼できるプランもあるため、その場合は費用と日程を見積もりの段階で確認してください。撮影を自前で行う場合は、日中にカーテンを開けて照明もつけると、スマートフォンでも十分な明るさで撮れます。

公開後に文章や写真を差し替えたいときはどうすればいいですか?

契約している保守プランの範囲であれば、自分たちで更新できる場合と、制作会社に依頼して差し替えてもらう場合があります。どちらになるかは契約内容によって異なるため、公開前の段階で、テキストや写真の差し替えが保守費用に含まれるのか、都度の追加費用がかかるのかを確認しておいてください。料金改定やスタッフの入れ替えは営業を続ける限り必ず発生するため、この確認を後回しにしないことが後々の負担を減らします。

リニューアルの場合も同じ流れですか?

相談・ヒアリングから準備物の用意、構成とデザインの確認、公開前のチェックという大きな工程は新規開業と変わりません。異なるのは、既存のホームページの解析データや検索順位の引き継ぎ、ドメインを継続するかどうかの判断が加わる点です。すでに積み上げた検索評価や被リンクを失わないよう、公開前にリダイレクトの設定まで確認しておく必要があります。

依頼した後の動きが見えていれば、準備の抜け漏れは防げる

ホームページ制作の期間が長引くとき、原因はデザインの好みよりも、院側の準備物の提出が後ろ倒しになることにある例が目立ちます。相談で聞かれる項目、依頼前に揃えておくもの、公開前に確認すべき点をあらかじめ把握していれば、制作会社とのやり取りに迷う場面はほとんど残りません。

特に整体院・整骨院では、施術前後の写真や患者の声をどこまで載せられるかという判断が、デザインや原稿の準備と並行して発生します。この判断を後回しにすると、公開直前になって差し替えが必要になり、スケジュール全体が延びます。準備の段階から広告ガイドラインの観点を踏まえておけば、こうした手戻りは避けられます。

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