整体院・整骨院のホームページ制作費用はいくら?相場と回収の考え方

整体院・整骨院のホームページ制作費用は、テンプレートを使った簡易的なものであれば数万円から、集客まで見据えて設計する場合は50万円〜100万円以上が目安です。
ただし、同じ「ホームページ制作」でも、企画や原稿作成、写真撮影、SEO対策、公開後の修正対応など、料金に含まれる業務は制作会社によって異なります。見積額だけを比較しても、適正価格かどうかは判断できません。
安さだけで選ぶと、公開しても集客につながらないホームページになる可能性があります。一方で、高額な費用をかければ必ず成果が出るわけでもありません。
この記事では、価格帯ごとの違いと金額差が生まれる理由を整理したうえで、「ホームページ制作費と同額の売上を得るには、何人の新患が必要か」という考え方まで解説します。
見積もりを受け取ったときに、自院に必要な内容と費用のバランスを判断するための参考にしてください。
整体院・整骨院のホームページ制作費用の相場はいくら?
整体院・整骨院のホームページ制作費用は、依頼先や制作内容によって数万円から100万円以上まで幅があります。
比較検討の目安となる4つの価格帯をまとめました。
価格帯ごとの目安
| 価格帯 | 費用の目安 | 作れるもの | 向いている院 |
|---|---|---|---|
| 格安テンプレート型 | 5万円〜30万円程度 | 既製のデザインに院の情報を当てはめたホームページ | まず名刺代わりのサイトを持ちたい院 |
| 標準的なオリジナル型 | 30万円〜80万円程度 | 院の写真・文章をもとに設計するオリジナルデザインのホームページ | デザインと基本的な集客対策を両立させたい院 |
| 集客特化型 | 50万円〜100万円以上 | SEO・MEO対策、予約導線まで含めて設計するホームページ | 新患獲得を本格的に狙いたい院 |
| サブスク型(月額制) | 月5,000円〜30,000円程度(初期費用0万円〜10万円程度が多い) | 制作費と保守費用を月額料金に組み込んだホームページ | 初期費用を抑えて始めたい院 |
表からも分かる通り、「ホームページ制作費用」とひとくくりにしても、実際の金額は作り方によって大きく変わります。
格安テンプレート型は、既に用意されているデザインの枠組みに院の情報を差し込んでいく作り方です。初期費用を抑えられる一方、他院と似たようなデザインになりやすく、文章も汎用的なものになりがちです。
標準的なオリジナル型は、院の強みや地域性をヒアリングしたうえで、写真撮影や原稿作成から設計していく方法です。工数がかかる分、費用も上がります。
集客特化型は、デザインに加えてSEO・MEO対策、予約導線の設計までを含めた作り方です。「作って終わり」ではなく「作ってからどう成果を出すか」まで含めて設計するため、価格帯も上がります。
サブスク型(月額制)は、初期費用を抑えて月々の料金の中に制作費と保守費用を組み込む方式です。ここでいう「サブスク」は、患者向けの通い放題プランとは別の言葉で、ホームページの契約形態を指しています。
ここで大切なのは、「安い=悪い」でも「高い=よい」でもないという点です。名刺代わりのサイトで十分な院もあれば、集客を本格的に狙う必要がある院もあります。次の章では、この金額差がどこから生まれているのかを見ていきます。
整体院・整骨院のホームページで、なぜ金額がここまで違うのか
ホームページの金額差は、制作にかかる工数に加え、担当者の専門性、支援範囲、使用するシステム、公開後の運用体制によって生まれます。
ホームページ制作の見積書には、主に次のような項目が並びます。
- 企画・設計:院の強みや地域の競合状況を整理し、サイト全体の構成を決める工程
- デザイン:配色やレイアウトを、院の雰囲気に合わせて作る工程
- コーディング:デザインを実際にブラウザで表示できる形に組み上げる工程
- 原稿・写真:施術内容や院の紹介文を書き起こし、必要に応じて撮影を行う工程
- SEO内部設計:検索意図に沿ったページ構成やHTML構造、クロール・インデックス、表示速度などを整える工程
- 保守・更新:公開後の修正や、システムの安定稼働を保つための工程
格安テンプレート型では、このうちデザインとコーディングの多くがあらかじめ用意されたものの使い回しになります。工数が少ない分、費用も下がる仕組みです。一方、標準的なオリジナル型や集客特化型では、企画・設計から原稿・写真、SEO内部設計まで、一つひとつを院に合わせて作り込みます。
見積書を受け取ったときは、金額の大小だけでなく、「この項目がどこまで含まれているか」を確認してみてください。特に、原稿が院ごとに書き起こされているか、それとも似たような文章の使い回しになっていないかは、見積書を眺めただけでは分かりにくい部分です。気になる場合は、担当者に直接聞いてみることをおすすめします。
整体院・整骨院のホームページのプランはどれを選ぶべきか
どれが正解ということはありません。判断の決め手になるのは、3年程度の総額で比べてみることです。
「初期費用0円」をうたうサブスク型は、初期費用をかけない代わりに、その分を月額料金に組み込んで回収します。どちらが得かは、実際にどれくらいの期間使い続けるかによって変わります。
3年間の総額で比較する
| 方式 | 初期費用の目安 | 月額の目安 | 3年間の総額目安 | 所有権 | 修正のしやすさ |
|---|---|---|---|---|---|
| 一括買い切り型 | 30万円〜80万円程度 | 保守費用として月5,000円〜10,000円程度が一般的 | 目安 48万円〜116万円程度 | 契約による。ドメイン・データ・著作権・移管可否を要確認 | 制作会社への都度依頼が一般的 |
| サブスク型 (月額制) | 0万円〜10万円程度 | 5,000円〜30,000円程度 | 目安 18万円〜118万円程度 | 契約による。終了後の利用可否やデータ引渡し条件を要確認 | 契約内容に修正し放題を含む場合もある |
| 格安テンプレート型 | 5万円〜30万円程度 | 保守費用として月2,000円〜5,000円程度が一般的 | 目安 12万円〜48万円程度 | 契約や利用サービスによる | デザインの自由度は低い |
「買い切り」という名称でも、自院にすべての権利やデータが残るとは限りません。
契約前に、次の項目を確認してください。
- ドメインとサーバーの契約名義
- 文章や写真の権利
- デザインやソースコードの扱い
- バックアップデータを受け取れるか
- 他社のサーバーへ移管できるか
- 契約終了後もホームページを利用できるか
開業直後で手元資金を抑えたい院には、サブスク型が向いている場合があります。一方、長期間利用する前提で総コストを抑えたい場合は、一括買い切り型が候補になります。
最終的には、「所有権・データの扱い」「修正のしやすさ」「3年間の総額」を自院の資金計画と照らし合わせて判断してください。
ホームページの制作後にかかる費用
ホームページは、公開して終わりではありません。ドメイン・サーバーの契約料、保守費用、修正の都度発生する費用など、公開後にもランニングコストがかかります。一般的にかかる費用には、次のようなものがあります。
- ドメイン費用:年間1,000円〜5,000円程度が一般的です
- サーバー費用:月額1,000円〜3,000円程度が一般的です
- SSL証明書:無料のものと有料のものがあり、有料の場合は年間数千円〜が一般的です
- 保守・更新費用:制作会社によって月額数千円〜1万円程度で設定されていることが多く、院によって異なります
- 修正・改修費用:文章や写真の差し替えを都度依頼する場合、1回ごとに費用が発生する契約もあります
見落とされがちなのが、最後の「修正・改修費用」です。開業時のメニューや価格は、時間が経つにつれて変わっていきます。そのたびに制作会社へ修正を依頼し、その都度費用が発生する契約になっていると、更新をためらってしまいがちです。気づけば数年前の情報のまま残ったホームページも珍しくありません。
更新を後回しにするたびに、新しい患者に古い情報を見せ続けているという機会損失が発生します。見積もりを比較する際は、初期費用だけでなく、公開後の修正がどのような条件・費用で行えるかも合わせて確認しておくと安心です。
費用対効果の考え方|売上ベースでは何人で制作費と同額になる?
まず売上ベースの目安を把握する場合は、次の式で試算できます。
回収に必要な新患数の計算式
投資額÷(自費単価×平均来院回数)=売上ベースで投資額と同額になるために必要な純増患者数
たとえば、ホームページ制作に75万円をかけたとして、仮に自費メニューの単価が6,000円、平均して5回来院すると仮定すると、次のような計算になります。
75万円 ÷(6,000円 × 5回)= 25人
この条件では、ホームページ経由で純増した患者が25人に達すると、売上ベースで制作費と同額になります。
ただし、これは施術にかかる変動費、人件費、決済手数料、広告費などを差し引く前の簡易試算です。25人来院すれば、利益ベースでも制作費を回収できるという意味ではありません。
投資額別・自費単価別の必要患者数早見表
| 投資額\自費単価 | 3,000円 | 6,000円 | 10,000円 |
|---|---|---|---|
| 30万円 | 20人 | 10人 | 6人 |
| 50万円 | 34人 | 17人 | 10人 |
| 75万円 | 50人 | 25人 | 15人 |
| 100万円 | 67人 | 34人 | 20人 |
※必要人数は前提条件によって変わります。必ず回収できることを保証するものではありません。
制作前にこの計算をしておくと、見積額をデザインや安さだけでなく、売上見込みとのバランスから判断できます。
多くの場合、ホームページ制作は「デザインがよいか」「見積もりが安いか」で比較検討が進み、その投資が何人の患者さんで回収できるのかまでは考えられないまま契約に至ります。
この式さえ知っておけば、ホームページに限らず、看板や広告など他の投資判断にも応用できます。まずはご自身の院の自費単価と平均来院回数を当てはめて、一度計算してみることをおすすめします。
自院の場合、売上・利益の両面で何人の純増患者が必要か知りたい方は、中小企業診断士が数字をもとに無料で試算します。
整体院・整骨院ならではの費用の落とし穴

整体院・整骨院のホームページ制作には、一般的な業種にはない追加コストの要因があります。保険施術と自費メニューの見せ方の設計と、広告表現のルールへの対応の2点です。
保険施術と自費メニューが混在する院では、患者に誤解なく伝わるよう、料金表やメニューページの構成を丁寧に設計する必要があります。この設計を省略すると、公開後に「保険が使えると思って来院したのに違った」といった行き違いが起こりやすくなります。
もう1つ、見落とされがちなのが広告表現のルールです。厚生労働省が公表している、あん摩マッサージ指圧師・鍼灸師及び柔道整復師等の広告に関する指針(あはき・柔整広告ガイドライン)には、無資格者による施術(いわゆる整体)の広告・ウェブサイトについて、「腰痛」「膝の痛み」等の痛み症状や、慢性の「肩こり・疲労」等の症状に対して効果があるかのように受け取れる施術の表現は、広告及びウェブサイト等に掲載すべきでないという考え方が示されています。
なお、この指針のうち無資格者の広告に関する部分は、罰則を伴う法律の規定ではなく、関係団体等による自主的な取組を促すものとして位置づけられています。
柔道整復師が施術を行う整骨院・接骨院の広告には、柔道整復師法第24条による規制があります。
チラシや看板など、法律上の「広告」に該当する媒体では、掲載できる事項が限定され、技能・施術方法・経歴に関する広告も認められていません。
一方、厚生労働省のガイドラインでは、通常のウェブサイトは、原則として同条の広告規制対象外とされています。
ただし、リスティング広告やスポンサー表示、広告と一体になったリンク先、SNS投稿などは、誘引性・特定性・認知性を満たすと広告として扱われる場合があります。
広告に該当しないウェブサイトについても、虚偽・誇大な表現を避け、自費施術の内容、費用、主なリスクなどを分かりやすく掲載することが求められています。
詳しくは、厚生労働省の「あはき・柔整広告ガイドライン」をご確認ください。
整体院・整骨院なのか、あるいは両方を併設しているのかによって、確認すべきルールは変わります。
ルールを確認せずにホームページを作ると、公開後に表現の見直しが必要となり、追加費用が発生する可能性があります。判断が難しい場合は、施術所を管轄する自治体や専門家へ確認してください。
整体院・整骨院の失敗しないホームページ制作会社の選び方
制作会社を選ぶときは、次の項目を確認してください。
- 原稿は院ごとに書き起こされるか、テンプレートを流用するのか
- SEO対策が公開前の設計段階から組み込まれているか
- 「SEO対策」に含まれる作業範囲が明記されているか
- 公開後の修正を、どのような条件・費用で依頼できるか
- 整体院・整骨院の広告表現を理解しているか
- ドメインやサイトデータを自院名義で管理できるか
- 契約終了後にホームページやデータを引き継げるか
- 料金に含まれる業務が見積書に明記されているか
ホームページの金額を比べるときは、「何を作るか」だけでなく、「誰が原稿や集客設計を担当するか」「公開後にどこまで支援してもらえるか」まで確認することが大切です。
当社(中小企業Web集客支援株式会社)の料金
当社では、原稿をゼロから書き起こし、公開前の段階からSEOと予約導線を設計したホームページを制作しています。ホームページの金額を比べるときは、「何を作るか」だけでなく、「誰が原稿や集客設計を担当するか」「公開後にどこまで支援してもらえるか」までご確認ください。
目的と予算に合わせて選べる3つの制作プラン
2026年7月時点。金額はすべて税抜です。
ベーシックコース一括払い
750,000円
+税
管理費11,000円/月+税が別途必要
最低契約期間なし
- トップページは完全オリジナルデザイン
- 症状別ページ6ページをオリジナル原稿で制作
- スマホ対応・SEO対策
- ページ追加機能あり
3年間利用した場合の総額1,146,000円+税
スタンダードコースサブスクリプション
33,000円/月
+税
3年契約
管理費5,000円/月+税が別途必要
- トップページはテンプレート型オリジナルデザイン
- 症状別ページ6ページを制作
- スマホ対応・SEO対策
- 既存コンテンツの修正し放題
3年間の総額1,368,000円+税
プレミアムコースサブスクリプション
63,000円/月
+税
3年契約
管理費5,000円/月+税が別途必要
- トップページは完全オリジナルデザイン
- 症状別ページ6ページをオリジナル原稿で制作
- スマホ対応・SEO対策
- 既存コンテンツの修正し放題
- Web広告運用代行込み
3年間の総額2,448,000円+税
※修正し放題は既存コンテンツの修正に限ります。新規ページの追加や大幅なデザイン変更は別途お見積りします。複数院・複数サイト向けには、月額160,000円+税〜のマーケティングコースもご用意しています。
当社が他社と比べて安いということはありません。原稿の書き起こしとSEO設計、公開後の修正対応までを含めた料金です。中小企業診断士が関わる集客設計の詳細については、私たちの6つの強みのページでご紹介しています。
FAQ
よくある質問
整体院・整骨院のホームページ制作費用について、よくいただく質問にお答えします。
整体院・整骨院のホームページ制作費用の相場はいくらですか?
目的によって大きく変わりますが、 テンプレート型であれば5万円〜30万円程度、設計から作るオリジナル型では30万円〜80万円程度、集客まで見据えた設計では50万円〜100万円以上が一般的な目安です。詳しい価格帯は、記事前半の表もあわせてご覧ください。
安いホームページと高いホームページは、何が違うのですか?
主な差は、企画・設計や原稿づくり、SEO対策にどれだけ手をかけているかです。安いホームページが必ずしも悪いわけではなく、目的に対して過不足がないかで判断するのがおすすめです。
サブスク型(月額制)と一括買い切りでは、どちらが得ですか?
院の資金計画によって変わるため、3年程度の総額で比較するのがおすすめです。初期費用の大きさだけでなく、契約終了後の利用・移管条件や修正のしやすさもあわせて確認してください。
ホームページは作った後も費用がかかりますか?
かかります。ドメイン・サーバー費用、保守・更新費用などが一般的です。契約内容によっては、修正の都度費用が発生する場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
かけた費用は、どのくらいで回収できますか?
「投資額÷(自費単価×平均来院回数)」で分かるのは、売上ベースで制作費と同額になるために必要な純増患者数です。利益ベースの回収期間は、1人あたりの限界利益と純増ペースによって変わります。記事中盤の試算表もあわせてご参照ください。
整体院・整骨院のWeb集客でお悩みなら
まずはお気軽にご相談ください
ホームページの新規制作・リニューアルから、SEO・MEO、広告運用まで、中小企業診断士が貴院の状況や目標を伺い、課題と優先順位を整理します。
ご相談内容を確認後、担当者よりご連絡します。